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泣こうが喚こうが死なない限り明日はやって来る。もう引き返せない、遠いあの日――そんな≪無頼派≫な劇場へようそこ。


プロフィール

ブライアン

  • Author:ブライアン
  • 年齢:33歳
    性別:男
    身長:171cm 体重:63kg
    住所:神戸市
    職業:製造・物流
    主義:捲土重来を期す。
    映画:「東映実録やくざ」
    漫画:「ゴルゴ13」
    音楽:「矢沢永吉」
    一言:お前らが帰るか帰らんかはこっちが決めるんじゃボケ!!!



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“心の無頼”が蘇える!~実録やくざ映画大全
「前からいっぺん死んでみたい思うとったんじゃ。
 気前よう撃ったれや!」


大阪電撃2

――映画「実録外伝・大阪電撃作戦」(主演:松方弘樹、1976年/東映)より

                ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

唐突ながら全国の東映やくざファン必携!の、雑誌を購入しました。


その名も『実録やくざ映画大全

~暴力と鮮血!5年間の閃光』
 
(洋泉社MOOK、1,600円、2013年5月)


もう“この筋”の関係からは卒業したはずなのですが、いやはや・・・ふらっと立ち寄った本屋にこんな誇らしげなタイトルの本が置かれいたら、私のような昔馴染みの≪東映実録路線≫に熱狂した人間なら、そりゃもう不可抗力で手が出ちゃうってやつでしょうよ…!(笑)
表紙を飾るのは、鯉の刺青に日本刀を二刀流で携えた我らが菅原文太!の後姿。「仁義なき戦い」用のイメージポスターだと一目で分かりますね。なかなかイキなことしてくれるじゃないの洋泉社。その表紙を見た私は目と鼻と口が同時に大きく開いて、まるで昔生き別れた妹と再会するような感覚に襲われました。

と、まあ衝撃の邂逅を果たしたのもつかの間。すぐさま購入して、部屋で読みふけっておりました。

開巻早々、「仁義の墓場」レアポスター付録に軽くジャブを受け、続いて、「仁義」シリーズの当時の新聞広告に掲載されたキャッチフレーズ集に酔い、序章であるはずの≪東映実録とは何だったのか~浅間山荘事件で挫折感を抱き、藤純子の引退でスクリーンに倦怠感がやってきた1970年代初頭、俺たちには「仁義なき戦い」があった!菅原文太がいた!日本最後の「暴力革命」への幻想、実録路線への思いをここに馳せる。≫という、たたみかける文句に、すでに私はグロッキー状態に!(笑)

なるほど。さすがに「実録やくざ映画大全」と銘打つことはあります。「仁義なき戦い」シリーズはもとより、その後に制作されたマニアでカルトな実録モノが多数紹介されています。(分かってるねぇ、編集部さん。) 加えて、その映画たちに影響を受けた著名人の批評なども熱く盛り込まれています。個人的に感じたことは、戦後の渋谷を愚連隊を組織して支配した安藤 昇 (1964年に安藤組解散、後に東映の俳優に転身した異端児)「実録・安藤組」シリーズを特集していること。また、(≪大笑い 三十年のバカ騒ぎ≫でお馴染みの)戦後の東京・新宿を舞台に狂犬のように生きて自滅していった伝説のやくざ・石川力夫を俳優・渡哲也が体当たりの演技で挑んだ「仁義の墓場」に深く言及していること。そして日本最大の広域指定組織・山口組をモデルとしたシリーズ作にも、幅広く語っていることが印象的です。
まあ、それも当然の成り行きというか、当時の実録路線のストーリー背景には「山口組」の全国進出が絡んでおり、山口組を抜きには語ることができないからですね。

ちなみにこの本の副題である「暴力と鮮血!5年間の閃光」の“5年間”が意味するところは、記念すべき実録路線第1弾「仁義なき戦い」が封切られた「1973年」から、事実上の実録路線最終作となる「北陸代理戦争」(主演:松方弘樹、監督:深作欣二)の公開年の「1977年」の5年間に、実際の暴力団抗争をモチーフとした映画が量産されたことに由来しています。

今年2013年に至って、「仁義なき戦い」は公開から40周年を迎え、記念にブルーレイディスクが発売され、“実録の原点、暴力の頂点”と謳って大きな話題を呼びました。それに呼応するかのようにこの本が編まれたのだと思いますが、いやいや・・・読みながら、「仁義」のサウンドトラックをヘビーローテーションで流していると、なにやら軽いトランス状態に陥ってしまうあたり、“「東映やくざ」の呪縛が解けるのは、果たしていったいいつのことだろうか・・・・”と「仁義」のナレーションばりに想いを募らせてしまうのであった・・・。


実録大全

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テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌


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