人生の闇に向かって遠吠えする男の生き様!――そんな≪無頼派≫な劇場へようそこ。


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中央アルプス縦走の記録〜完結篇
実録・ニッポン登山列伝(シリーズ10)

〜中央アルプス単独縦断30キロ〜

岩稜のスカイライン×史上最大のピークハント


【完結篇】

時:2007年 9月19日〜22日

場所:長野県・駒ヶ根市

山域:中央アルプス〜駒ケ岳・空木岳・越百山(コスモやま)

山行形態:縦走(約30km)

コース:1日目.新大阪→駒ヶ根→千畳敷→宝剣山荘
     2日目.宝剣山荘→空木岳方面・木曽殿山荘
     3日目.木曽殿山荘→空木岳→南駒ケ岳→越百山→越百小屋
     4日目.越百小屋→伊奈川ダム上流ゲート→大桑駅→新大阪 




〜9月21日、午前5時半。木曽殿山荘を出発し、まずは中央アルプスの二大名山・空木岳(うつぎ)を登頂しにいく。続いて、赤梛岳(あかなぎ)、南駒ケ岳、仙涯嶺(せんがいれい)、そして最終ピークの越百山へと縦走および登頂し、最後の宿である越百小屋へと足を運ぶ〜


午前5時半、木曽殿山荘より南駒ケ岳を望む
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空木岳山頂への急峻な登り。度重なる岩場を何度も越えていくことに。
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グイグイと高度を上げていく
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あの御嶽山も間近に大雲海にそびえている。まったくエエ顔をしている。
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最後のこの花崗岩地帯を越えて…
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空木岳・山頂に到着。標高2864m。木曽殿山荘から約1時間10分。
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中央アルプス、第五のピークを踏んだ。これにて日本名山、10座登頂となった
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山頂から、約10キロに渡って縦走してきた道を望む
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山頂から下に広がる尾根と南アルプスを遠望
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木曽駒ケ岳から南へ10キロのこの空木岳山頂。ここまでは縦走してきた登山者も多い。
しかし、これから自分が行かんとしている南駒ケ岳、越百山方面へ向かう人は自分入れて、たった2人だけだった。ほとんどが、空木岳山頂から東側に続く下山道を辿っていった。
お互い他人同士でありながらも、追いつき追い越せで共にここまで来たゆえに、いざ皆と別れを告げるのには寂しい気がした。


気を引き締めなおして、登頂せんとする南駒ケ岳の縦走路を行く
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空木岳から約1時間、赤梛岳に登頂。第6のピーク。
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赤梛岳から南駒ケ岳へ向かう途中にある、巨大なカール。赤い屋根の小屋が見える
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標識が見えてきた
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赤梛岳より約1時間、空木岳より約2時間半。南駒ケ岳・登頂。標高2841m、第7ピーク。
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ここまで来れば中央アルプスの全貌を手中にできる。
遥か遠くに宝剣岳の先が頭を出しているのが見える。

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御嶽山(標高3067m)の雲海にそびえる姿もハッキリと確認できる。
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遥か雲海の彼方の南アルプス。
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南駒ケ岳山頂から続く稜線の先に越百山を望む。奥に見えるのは恵那山、これも日本名山。
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中央アルプス主稜線は花崗岩という特異な岩が無数に形成されている。巨岩や奇岩も一見の価値アリです。
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そして、仙涯嶺(せんがいれい)という難所にさしかかる。ここも宝剣岳と同じように岩場をよじ登り、鎖をつかってトラバースして越えていく。
そびえる急峻な岩峰にアルペン・ムードが一気に高まる。

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そして第8ピーク・仙涯嶺(せんがいれい)、標高2734mを踏む。
さすがに中央アルプスもここまで来れば、荒涼としている。

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↑の最後の岩場を越えると、この越百山のおおらかな稜線に出た。
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振り返ると、下ってきた南駒ケ岳と仙涯嶺を望む
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最終目標の越百山への稜線を行く
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そして、最終ピーク・越百山(コスモやま)登頂。標高2613m。
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そして、中央アルプス縦走達成のフィナーレを迎えるため、最後の宿となる越百小屋へ向かう。こういう樹林帯をジグザグに下っていく。
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約30分後、こじんまりとした越百小屋に到着。この山小屋は中央アルプスの隠れた名山荘として、密かに人気なのだ。ほんとに昔ながらの小屋で、不精ヒゲを伸ばした気さくなオヤジさんが一人で切り盛りしている。20人しか泊まれない小さい小屋だが、山菜の天ぷら料理は登山者に評判。
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翌9月22日、朝5時15分。朝食を済ませ、8時に予約しているタクシーに向かうべく、今回の山旅の終点となる伊奈川ダム上流ゲートまで下っていく。どうやらダムの工事をしているらしく、午前8時過ぎまでにはその場所を出ないと通行止めになるらしい。越百小屋から伊奈川ダム上流ゲートまで、普通は3時間半かかるようだ。単純に計算しても、5時15分発で3時間半となると、到着する時刻は8時45分頃になる。そこで俺は、足膝間接の負担など一切気にせず、まさに転がるように見通しのきかない鬱蒼とした樹林帯をイッキに駆け下っていった。
すると、2時間10分で到着し、運ちゃんに「あら?えらく早いお着きですねぇ」と言われた。

これは自分でも素晴らしく速かったと思う! おかげで両足の親指周辺の血豆がヒドイ。
ここに中央アルプス単独縦走30キロ(正確には29.1キロ)を達成となった。

大桑駅まで送ってもらい名古屋経由で新大阪、そして家路に着いた。



                   


越百小屋から30分ほど下った樹林帯の間から望む早朝の南駒ケ岳。
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あばよ、中央アルプス。(宝剣岳頂上から望む)
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